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リンゴナイト その1

よかったのお。なおなおのパソコン。

今日はバレエクラスの後、リンゴナイトを観覧。リンゴ企画公演に出演するダンサーを選ぶオーディションで、ひとり3分の出し物を見せ、それに対して近藤良平さんが何か言う、たまに他の観覧者にふってその人が何か言うという形式でした。何組あったのかちゃんと覚えてないですが、12~3組。たくさん見ました。3分も意外に長いな。困ったな、10分。…と、自分のソロのことも当然考えながら見ていたわけです。良平さんの言う事がくっきりしていたので、聞くだけでも面白い時間でした。見た直後に言葉にするのも訓練ですね。私も最初は自分の意見をまとめながら見るようにしていましたが、だんだん考えようとする意識が途切れてしまい、あんまり言葉に出来なかったです。しかも、長所を具体的に、短所に対するアドバイスもきっちり言ってあげるところが、良平さんのというか、セッションハウスのやり方だな、やっぱりここはダンスの「現場」なんだなと思いました。実は私このリンゴナイトに応募しようと一度決心したものの、申込みというか問合せをするのが遅すぎたためダメだったということもあり、興味深く見ました。来週以降に挑戦するダンサー、がんばれよ!

数年前のある雑誌に載っていた島田雅彦さんの言葉「作家は、全ての言葉に対して自分なりの辞書を作るべきだ」というようなのがあり(きっちりこの通りではなかった)、それを読んだ当時は、そうだな、ダンサーの場合は自分なりの動き方になるんだなと思っていたが、今になってみると、ダンサーであってもまずは言葉なのだなと思います。今のマドリハも、直子さんからたくさん言葉が出ます。

今夜良平さんが言っていたことで一番残っていることは、「今までは自分で作ってればいいやで終わっていたけど、これからはどんどん投げかけていかないと。人と話すことで、考えるようになるから。」という事です。確かにそうだな。人に言う事は結局、自分に返ってくるもんな。

ああ頭じゃよく分かるがねぇ…これをどうやるかだよな。
相原でした。次は100歳からの日記で再び一緒に踊るあずさぴょんにパス。

by madocinema | 2009-06-03 00:35  

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