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タンゴをみる

お久しぶりです、たまみです。

日々起こる余震や、原発情報に不安はありますが、
平常心を維持しながら、それでも私はダンスを続けます。
今だからこそできるダンスの意義を強く考えねばと毎日思います。

今日は次回公演の「東京タンゴ」のDVDを見ました。
2005年の公演から6年ぶり。初めて客観的に見ました。

「ブンブンチキチキ」というリズムに乗って踊るカルメンや
チンドンの曲の中では手ぬぐいをかみしめ、楽しいシーンが満載。
でもそれだけではないことが大切です。今年はもっと深い作品にしたいと感じました。

夜にテレビを見ていたら、「のだめカンタービレ」の映画版が放送していて
マドでも共演したチェロ奏者のロバンが
マルレ・オーケストラのチェロ奏者の役で出ていました。
画面を見て、思わず「おおおおおおお!」
そういえばそんなことを以前教えてもらっていたのですが、
なかなかDVDを借りて見ることができませんでした。
燕尾服を着て演奏するオケのシーンはカッコいい!
様々な楽器の演奏者が同じ呼吸をして楽器を奏で、
体を同じタイミングで揺らすのは、まるでダンスのユニゾンのようでした。
ロバンはやっぱりしゃべらないで演奏しているときがよい表情ですね。

# by madocinema | 2011-04-17 00:45 | ダンス  

日々を過ごす

たまみです。

あの日以来、不安や不便はありますが、それでも人は日々を過ごしています。
節電の影響で電車の本数が減ったり、深夜営業のお店がなくなったり、
今まで当たり前だったことが、実はなくても生活できることに気づきました。
電車も前より混んでいますが、少し出勤時間を早めれば、
せかせか急がなくても済んでいます。

この状況下でもダンサーは踊る人です。
歌手が歌のプロであるように、農家や漁師と同じように、
その道の専門でしかできないことを続けていくことが生活を営むことだと思います。
今日もしずしずと大胆にレッスンを継続。
体を動かすということは、自分がここにいることを確認でき、
仲間が近くにいることを感じあえます。

遅くなりましたが、途中下車の写真をアップしました。
是非みてください。

今日、東京で開花宣言がありました。
なかなか暖かくなりませんが、自然は少しづつ環境の変化に答えています。
被災地も早く暖かくなり、桜が愛でれますように。

# by madocinema | 2011-03-29 00:38 | ダンス  

ドイツに住む敦子さんから。

日本の皆様に震災のお見舞いを心から申し上げます。

地震発生から早くも2週間が経ちました。
遠く安全な所から天災、人災、引き続く被害の模様を見ているのは、
申し訳けのないような、不条理な憤りを感じずにはいられません。

久しぶりのブログ、今日は硬派でいきますので、ヨロシク。

現在ドイツのハノーバーに住んでいます。
私は地震以来ずっと日本を向いて生活していたので、今日久しぶりに
外に出て、まわりが外人ばかりなのにびっくりし、人々がのびのびと
日光浴をしている風景さえもが奇異に感じられました。
ドイツの人たちは非常に高い関心をもって、今回の災害を見守って
おり、ここハノーバーでも地震2日目に原発反対のデモがあり、
追悼の集まりがあり、政府は即、古い原発の停止を決めました。

1986年のチェルノブイリ原発事故の時に、私はドイツのフライブルグに
住んでいました。東京の母から”帰ってくるの?被爆するらしいよ。”と
いう電話があり、私の知っている情報と母の電話の内容が大変違うので
まず驚きました。まだインターネットもない時代で、個人で情報を集める
のも限度があり、何がなんだか・・・?という感じでした。
自分なりに考えて、娘には幼稚園を休ませ外にも出しませんでしたが、
他の子供達はいつものように外で遊んでいました。
間もなくスーパーの冷凍野菜のコーナーが空っぽになり、路上に何羽も
死んでいる鳥を見つけて、幼稚園の遊び場の砂が全取替えされました。

ドイツの人たちはその時に、肌で原発の恐怖を感じたのでしょう。
原発反対運動が盛んになり、私も広瀬隆さんたちが中心となって編集
されていた、原発についての月刊誌などを読んでいました。
その”恐ろしい話”が現実となり、今強いショックを感じています。
妹は家族移住を計画し、オーストラリアに土地まで購入し、あれほど
日本の原発に危機を感じていたにも関わらず、私自身もいつの間にか
目の前のことに忙しくなって、原発への危惧は静かに遠退いていきました。

デジャビュのようにあの時のあやふや感が蘇ってきます。
国によって政策や制度がそれぞれ異なるのは理解できますが、
それでも報道に温度差があり、政府も東電も保安員も信じ切れる
ところまでいきません・・・
これからの日常の日々は、被災者の人たちと二人三脚で勝ち負けのない
障害物競走が続くことでしょう。私たち一人一人が問題意識を持ち続け
情報を得、吟味して、行動することが大切だと思います。
チェルノブイリがきっかけになって、大国のソビエト連邦が崩壊したのです。
日本でもターニングポイントには違いがありません!
その舵は微力の一人一人がみんなで担っているはずです。

ドイツ人は、日本人はキャラクターが違うと、感心したり、納得したり、
腑に落ちない顔をしています。日本から配信されるニュースは、
災害にあっても淡々と静かに運命を受け止める、被災者の人たちの
姿がほとんどで、切なくて、必ず涙が出ます。
しかし、こういう時こそ、本当に怒ってもいいと思うのです!
怒りの人がいたとしても、事なかれ主義で、問題になるようなテーマは、
特に外国には配信しないのかもしれませんね。

最近見たいくつかのインタビューです。見てください。
ライブなので見にくいかも知れませんが、うーむ・・・!です。

後藤政志、元東芝の原発設計者のインタビュー
http://www.youtube.com/watch?v=etcASxPNzeU

広瀬隆のインタビューhttp://www.youtube.com/user/chorochannel#p/a/u/2/veFYCa9nbMY

佐藤栄佐久元福島県知事のインタビューhttp://www.ustream.tv/recorded/13446422

先回のマドモアゼルシネマの公演”途中下車”はいみじくも私が
よろよろ、ぐらぐらしながら、途中下車するシーンから始まりました。
日本が途中下車をしてしまったような今の状態・・・夜が明けたら・・・
降りたった今ここから、”朗らかな明日”が見えることを強く祈ります!

                                     あつこ

# by madocinema | 2011-03-28 12:00  

実家では

たまみです。

金曜から昨日にかけて、両親のいる岐阜に帰りました。
もともと3月に1回帰る予定ではいたのですが、
こんな状況の中帰れるかどうかわかりませんでしたが、
とりあえず元気でいる状況を見せることができました。

西の方はやはり物資がまだ豊富です。
スーパーに食べ物がたくさんありました。
今まで当たり前であった風景がとても恵まれているものだったことに
気づかされました。

トラック運転手の父は、通常業務に加え、
救援物資を自衛隊のある愛知県小牧市の空港に
積み込む作業も追加されたと話していました。
父よ、がんばれ。

# by madocinema | 2011-03-21 11:59  

皆で手をとり、支えあい。

まいこです。皆さん、無事ですか?
何を書いていいのかわからず、書けない日々でした。
それでも皆の無事を確認したい思いで書いています。

毎日、分、または秒単位でたくさんの情報が更新、変更していきます。
冷静に正確な情報を求めます。

東北への物資の運搬が問題になっていますが、
その前に私たちが買いだめしすぎて、物資が送れない状況になるのは避けたい。
仙台の知り合いはおちびが2人。おむつが貴重みたいです。
さきほど電話がつながらなくなりました。
この状況下でも生まれてくる子たちはいるでしょうから、
少しでも大きな被害にならないよう、祈るばかりです。
普段何気なく過ごしていることが普通ではない日々ですから、
想像力を働かせて、行動したいです。


心が折れてしまいそうな、そんな日々ですが、
気をしっかり持って、みんなで支えあいながらいきましょ。

# by madocinema | 2011-03-16 11:50